また一つ、お引き渡しを迎えました。
大切に育ててきたわが子を手放すような、嬉しくも寂しい一日です。土地面積37坪・延床面積24.6坪の可愛らしい木と左官の家。

お祝いに私からはビールをプレゼント。
いつも何かにつけてプレゼントをくださるので、その御礼も兼ねて。なんと2本で5500円という代物！

「プレゼントですが、まだ飲まないでくださいね。引越しが落ち着いた頃、七厘サンマパーティーをここでやります（勝手に決めてる笑）ので、その時に一緒に飲みましょう！」

と言って手渡します。

「家をデザイン（設計）してもらっているというより、暮らしや生き方をデザイン（設計）してもらっていると思っている。」

このようなことを何かにつけて言ってくださりました。何よりもうれしいお言葉です。

私もSさんから沢山のことを教わりました。特に「人をまっすぐに信じること」の大切さ、、、Sさんを通じて感じざるを得ません。ありがとうございました。

プライベートでもお付き合いの多かったSさん。工事は今日で一区切りとなりましたが、お付き合いは一生です。

家は建てておしまいではなく、ずっとそこで暮らしていくためのもの。家づくりのプロセスで得た「暮らしに対する価値観」は、家づくりを終えた後の人生を必ず豊かにしてくれるはずです。

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HPのCONCEPTの最後に書いた一節です。

家の完成はゴールではありません。新たな暮らしのスタートです。どうかSさんのこれからの人生も、たくさんの豊かさで満たされますように。