ぼくにとっての伊丹十三
2024.01.31
堂々たる偏見。
痛快な独善と歪み。
博識な少年であり、
誰にも媚びず、
何を言っても許される。
いや、許しなど
求めていようはずもない。
酒落を完全に会得し、
ユーモアに溢れながらも、
どこまでも大真面目。
そして「正統」である。
それがぼくにとっての伊丹十三。
最高に格好良い。
イメージの積み重ね
2020.03.24
私が綺麗と思うもの。
ずっとずっと、少しずつ、積み重ねてきた。
良かったら覗いてみて下さい。
二十四節気七十二候
2020.02.04
二十四節気七十二候。
古くから伝わる季節を現わす暦です。最も敬愛する画家・しゅんしゅんさんのイラストと共に、この一年も季節を意識し、感じながら暮らしていこうと思います。
本日より立春。七十二候では東風解凍(とうふうこおりをとく)。
「暖かい春風が東方から吹きはじめ、川や湖の氷が溶けだすころ」
春が立つ一年のはじまりです。
改めて息を大きく吸って、心を整えていこう。
Vertical Earth Kilometer
2020.01.20
Vertical Earth Kilometer(ウォルター・デ・マリア)
人生で最も衝撃を受けた美術作品です。
1kmにもわたる金属の棒が地面に埋め込まれ、地表にはその小口だけが見えているというもの。一見すると意味の分からない作品でありながら、そこに込められたメッセージを反芻するにつけ、深い感動を覚えずにはいれません。もう、この作品を多くの言葉で語ることはできないなと。
閒中居|観察するということ
2019.12.21
数年来の念願、「閒中居(kantyukyo)」へ。ここはただ食事をするというよりは「食について考える場」。広島まで赴き、しっかりと勉強してきました。
理想のいえ・くらし|14ひきの○○
2019.10.04
大好きな絵本、「14ひきの○○」。子育て世代の方は特にご存知の方も多いかもしれません。私もよく自分の娘たちに読んで聞かせています。
ねずみの大家族の物語ですが、このねずみたちの家とそこでの暮らしぶりがなんとも豊かで素晴らしい。素朴で、優しくて、温かくて、本当に大事なことが詰まっている。
家づくりについて、今の世の中に色んな情報が溢れかえっています。煩悩に振り回されそうな時、何を目指していけば良いのか思い悩んだ時、ふと原点に立ち返れるような、そんな絵本です。
家づくりを始めようという時、私自身ついつい具体的な話ばかりしてしまいそうになる時があります。でも、本当に建主さんと共有しないといけないのは、考え方の「根っこ」の部分なんですね。
どんな空間にいる時、気持ちいいのか。日々の暮らしの中でどんな瞬間にささやかな幸せを感じるのか。そんなぼんやりとした話をいっぱいしたいなぁと思う。
好きなことと好きなことが繋がっていく
2019.05.22
先日、しゅんしゅんさんの展示があったギャラリーのオーナーさまより櫻井焙茶研究所さんのワークショップのご案内を頂きました。櫻井さんのことは元々自分も知っていて、東京のお店にも行ったことがあったので、この奇遇に驚くと共に、「これは是非!」と飛んでいきました。今回は妻も連れて、日本茶のワークショップ→御茶屋跡(ギャラリー)での展覧会→夜のトークショーという、過密で充実した一日でした。
線
2019.03.11
週末に私の大好きな素描家・しゅんしゅんさんの個展に岡山までいってきました。
しゅんしゅんさんの繊細な線はとても美しく、心が静かになります。「線のWorkshop」ということで、只々静かに線を引きながら、その最中に揺れる心の動きを見つめるという企画にも参加してきました。
伊丹十三記念館|収蔵庫特別公開
2019.03.02
私の大好きな建築の一つに伊丹十三記念館というのがあります。何か設計に悩むことがある時は、ふらりと立ち寄り、中庭やカフェでぼんやりと考え事をします。頻繁に行くため、年間パスポートを持っているのですが、会員限定で普段非公開の収蔵庫の公開がされたので、行ってきました。
三重・京都へ
2018.11.07
先日の見学会終了後、お客さんと打ち合わせをし、そのままの足で深夜発のフェリーに飛び乗り、関西方面に行ってきました。
数年来ずっと行ってみたいと切望していた、三重の山奥の日本料理屋さんとメリーゴーランド京都で行われている素描家shunshunさんの個展がメインの目的。どちらも大変すばらしく、感激しました。
写真は三重の日本料理・朔さんのもの。
安居渓谷
2018.10.16
先週末家族で高知県の安居渓谷に行ってきました。趣味を聞かれる時は「銭湯にいくこと」と「渓谷にいくこと」と答えていますが、渓谷にいくと本当に心が洗われます。松山から車で3時間圏内には本当にたくさんの渓谷があることを知り、今年もかなりの回数渓谷に出かけました。面河・滑床・滑川・小田深山・中津川・安居・時屋・・・etc。どこも素晴らしいですが、安居渓谷は自分の中ではかなり良かった
青
2018.06.04
どんなに深く憧れ、どんなに強く求めても、青を手にすることはできない。すくえば海は淡く濁った塩水に変り、近づけば空はどこまでも透き通る。人魂もまた青く燃え上るのではなかったか。青は遠い色。
谷川俊太郎「青」
谷川俊太郎さんの詩が好きです。詩という形で表面に現れる部分はほんの僅かですが、そこからすっと奥深い思考にいざなわれる様な感覚がします。
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