Taichi Nishishita
Architect & Associates
日々のこと

宮城県塩竈市

2019.03.03

宮城県塩竈市の方から設計のご相談を受けています。あまりに自分の想像の外側にある出来事で最初は正直、戸惑いましたが、お話を伺うにつれ、非常に前向きに依頼を検討してくださっている様子が伝わり、私も心が固まりました。この人のために一生懸命取り組もうと。

愛媛と宮城。思いもよらないご縁が生まれそうです。こんなに遠く離れた地のまだまだ駆け出しの若い私に想いを寄せてくださり、心が燃えない訳がありません。

しかし宮城県の土地勘、風土、工務店さん、法律的なことなど、、、分からないことだらけです。私自身、大きな不安を抱えていることも正直にお伝えし、それでも何とか形にしたいという想いをまず伝えさせていただきました。

当たり前ですが、遠く離れていることを言い訳に何かを諦めることは絶対にしたくありません。絶対良いものにして成就させたい。

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全く関係ないですが、ふと思い出すのは学生時代、東北地方をヒッチハイクで一人旅した時のこと。
初日、意気込んで東京を出たものの丸一日一台も車が止まってくれず、スケジュール上しょうがなく、挫折感を味わいながら電車に乗ったこと。
二日目、ヒッチハイクのコツをつかんだ喜び。映画でよく見る道路際で親指立てて待つんじゃなく、コンビニとかで停車している車に直接交渉するとほぼ100%成功します。平日の昼間っからパチンコに向かう怖めな兄ちゃん、政治について熱く語ってくれた議員さん、荷台にこれでもかと野菜を積んで走っていた農家さん・・・色んな人に助けられました。
福島では人里離れたとても広い民宿に宿泊者が私ひとりしかいなくて、途方もない孤独感を味わったり。
山形の山寺では絶景なはずの頂上に着くも、雪風吹で何も見えず、怖い想いをしながら下山しました。
宮城では松島に寄ったので、塩竃市ももしかしたら通ったのかもしれません。松島で牡蠣の食べ放題をたらふく食べたことは今でも鮮明に覚えています。
いろんな記憶がぐるぐるとリフレインします。


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古いアルバムを見返してみましたが、写真データが全く残ってなかったです。これで完全に僕の心の中だけの思い出になってしまったようです。必死に探したんだけどなぁ。。。でもこれでいいのかもしれない。

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