Taichi Nishishita
Architect & Associates
日々のこと

外壁板貼り

2017.06.13

「稲荷の家」外壁板貼り真最中です。窓廻りや手摺等との取合い部分は本当に手間がかかりますが、とてもきれいに納めてくれています。思わずじっと作業を見つめてしまいます。

今回外壁と軒天には米ヒバを使っています。軒天は品のある雰囲気を作るためプレーナー仕上。直射光の当たる外壁は相じゃくり板を下見板貼りにすることで少し陰影を付けつつ、仕上も製材挽きのままの少し粗い表情にしておくことで、ピカピカな感じにならないよう、落ち着いた風合いを出すように意図しています。

大工さんに頑張っていただいている間、私は外構(塀の高さ、駐車場やアプローチの位置など)を検討するために、現場で糸を引いてみたりしながら、具体的にイメージを膨らませていきます。机の上でいくら考えても、現場で考えるのには敵いません。

手間のかかる現場ですが、楽しんで仕事をして下さる大工さんに「感謝」です。

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