Taichi Nishishita
Architect & Associates

費用について

オリジナルな建築を一から考えていく場合、はっきりとした予算が出るまでにはどうしても時間がかかります。しかし、計画初期に「基本的な資金計画の考え方」を理解することと「大よその予算組」を行うことはとても大切です(*計画前の概算コストシュミレーションは無料です)。
予算も建築計画も打合せを重ねるにつれ、次第にクリアになっていきます。この一から作り上げていくプロセスも建築家との家づくりの醍醐味の一つとも言えるでしょう。
当たり前のことではありますが、「自己資金の総額」≧「家づくりの総額」とならなければなりません。では、一つずつ丁寧に紐解いていきましょう。

家づくりの総額

家づくりの総額 = 【A】建築工事費 + 【B】設計料 + 【C】諸経費 + 消費税

建築工事費

+

設計料

+

諸経費

+

消費税

=

家づくりの総額

【A】 建築工事費 | 60万円/坪~
全くオリジナルの建築を考えていきますので、仕様や規模により、いかようにもなります。大よその目安としては住宅の場合、60万円/坪~と考えていただければと思います。但し、30坪以下の小規模住宅・平家・敷地の高低差・二世帯などの場合、単価はやや上がります。また、坪数の算定においては、吹抜やポーチなどを含めた施工床面積として考えます。
この工事費には別途工事としてみなされることの多い、空調機器・照明器具・テラスや植栽などの建物に付随する外構部分が含まれています。 外構、植栽も計画に欠かせないものとして設計させていただいております。地盤改良など初期段階で予測のつかないもの以外についてはなるべく別途項目の無いように考えていくことが重要です。

【B】 設計監理料 | 建築工事費の10%程度
工事費の大小や諸条件によって都度お見積りいたしますが、「最終工事費の10%(税別)」を目安と考えていただければと思います。

【C】 諸費用 | 建築工事費の5~10%程度
融資関連の手数料、登記費用、不動産取得税、火災保険料、祭事費などの目安です。

自己資金の総額

総額 = 住宅ローン + ご自身の貯金等 + その他(親族からの援助等)

住宅ローン

+

ご自身の貯金等

+

その他 親族からの援助等

=

総額

住宅ローンについては一般的にご年収の7倍を限度額、5~6倍が無理なく返済していける金額の目安とされているようです。住宅ローンの返済目安などの資料もご用意しておりますので、お問い合わせください。
お金の話は躊躇しがちですが、自己資金は計画前にはっきりとできるだけ正しくお伝えください。不安に思って実際より少なめに伝えられると本当は提案できたはずのことが提案できなかったり、逆に多めに伝えられると後になって立ち行かなくなります。

予算も含めてトータルでクライアントにとって最適な建築計画を考えていきます。
但し、計画初期からあまりに強く予算の制約をかけることで、クライアントの潜在的な夢や本音が出てくるのを阻害してはいけないとも思っています。要望の本質が現れてくるのには時間がかかるからです。
そこで私は初回見積もりの段階では多少金額がオーバーすると思っても、まずは提案してみることから始めます(あまりに予算のかけ離れた提案はしませんが)。自分の素直な要望に対する可能性を見たうえで、予算調整によって計画を整えていきます。
予算調整と聞くと一見苦しいような気がするかもしれませんが、むしろ逆で、「家づくりで本当に大切にしたいこと」を抽出する貴重なチャンスだと捉えています。